マインドフルネスの効果#(実践者からの声)

 日々の家族とのやりとりで、これ以上言い続けるとさらにエスカレートしてひどいことを口走ってしまうと思った時、その場を離れ、マインドフルネスの呼吸法をやってみました。

 気持ちは、「イライラして、怒っている」しばらく続けていくと、なんだか、心が落ち着き、さっきまでカチンときたことが、大したことないように思えてきました。いらいらして、むかむかした感情がきえていました。

 からだの感覚はといえば、背筋が伸びたことと腹式呼吸でおなかに空気が入り込んだことで、からだの中心がスッキリした感じでした。

 『自分の今ここでの感情と感覚に気づくこと』、これが、未だ実感としてわからず、平凡な日々のなかでは、そんなこと必要ないわ、と頭の中で思ってしまうので、マインドフルネスに対して信じる気持が足りず、いつまでも、「本当にマインドフルネスが豊かでしなやかな心をつくるのか?」と腑に落ちない状況が続いてしまうのです。

 また、自分の気持ちに気づき言葉で表すなんてことも、慣れていません。短時間で学べて身に付くものではなく、信じて、経験を積み重ねる事で、初めて自分自身への大切な武器になるものだと思えるようになりました。

 信じる心と根気よく続ける努力をほんの少し要します。気持ちは「私もやらなきゃ損しちゃう」と思って、少し焦りながらがんばってきた自分がいました 。(40代 女性)

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