マインドフルネスとは

 マインドフルネスは、身体や気持ちの状態に気づく力を育む「心のエクササイズ」です。欧米では、すでにその効果について、多くの実証的研究報告があり、ストレス対処法の1つとして医療・教育・産業の現場で実践されています。

 マインドフルネスとは、「今この瞬間」の自分の体験に注意を向けて、現実をあるがままに受け入れることです。

 マインドフルネスを実施すると、ストレスな場面においても否定的な感情や物事に飲み込まれることなく、いつでも自分を取り戻すとができるようになります。自分らしい人生を送ることが可能になります。

 人は、大きなストレスにさらされると、そのことにとらわれて身動きが取れなくなってしまいます。がんじがらめになり、次第にかたくなった心は、閉ざされ弱くなってしまいます。

 マインドフルネスは、しなやかでゆたかな心をめざします。マインドフルネスを習得できるとストレスをしなやかに対処することができます。

 練習を積み重ねていくことが、大切です。マインドフルネスを習得するのは、はじめて自転車に乗る時の練習に似ています。乗れるようになるためには、しっかり練習することが必要です。乗れるようになると、今までよりも遠い場所に行けるようになり世界が広がります。同様にマインドフルネスを習得できると、これまで苦手で、ストレスを感じていた場面にいつでも向かうこと・ストレスを自分の力で対処できるようになり、自分らしい人生を送ることが可能になります。

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